政治

RBA、2カ月連続で政策金利据え置き

【ACT1日】   オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は1日、政策金利を2か月連続で4.1パーセントで据え置くと決定した。住宅ローンを抱える数百万世帯にとって大きな安堵だ。

RBAは昨年5月以降、政策金利を0.1パーセントから積極的に引き上げてきた。それが功を成し、高インフレも落ち着きを見せ始めている。今年4-6月期の消費者物価指数(CPI)は昨年同時期より6パーセント高いものの、1-3月期の7パーセントから下がった。しかし、RBAが目指す2-3パーセントをはるかに上回る数値で、今後も金利引き上げが警告される。

ロウ総裁は「高金利が経済の需要と供給のバランス均衡に働いているこ」「長い目で見てインフレが目標値に戻り、生産活動と雇用が成長し続けると願う」と話した。

RBAの発表後、チャルマーズ財務相は「住宅ローンを抱え、厳しい状況にいる国民にとって朗報だ」と話した。

比較サイトのファインダー(Finder)がエコノミストら38人を対象に行った調査から、76パーセントが今年7~9月に政策金利がピークの4.4パーセントに達すると考える。

調査企業のロイ・モーガンは、収入の25~45パーセントを住宅ローン返済に費やす世帯を“住宅ローンストレス“と定義する。金利が25ベーシスポイント上がればさらに5万1,000人がこれに該当すると考えられた。

収入の45パーセント以上をローン返済に費やす人は“非常に危険“とされ、現在92万2,000人が該当する。

ソース: news.com.au – RBA pauses interest rates in August although inflation still a huge concern

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