政治

ボイス設置問う国民投票 首相「後悔ない」

【ACT20日】  連邦政府のアルバニージ首相は20日、先住民らが議会に提言を行う諮問機関「議会へのボイス(Voice to Parliament)」設置の是非を問う国民投票について、首相として任期をやり直したとしても国民投票を実施する考えに変わりはないとして、決断に後悔はないとの姿勢を示した。投票は10月14日に実施することが決まっている。

アルバニージ首相はラジオ局2SMの番組に出演し、「(国民投票を)今やらなくていつやるのか」、「(憲法制定から)すでに122年が経っている」、「議論の余地はない」と述べ、あらためて投票の実施に固い決意を示した。

1999年以来となる国民投票だが、世論は賛成派(イエス)と反対派(ノー)に分裂しており、現在賛成派への支持が低下している。最大野党のダットン自由党党首は分裂を招く投票は延期し、代わりに改憲をともなわない先住民承認の投票にすべきと訴えている。

一方、シドニー五輪で先住民女性として初めて金メダルを獲得したキャシー・フリーマン氏は、国民投票の実施に「賛成(イエス)」を表明した。同氏はビデオメッセージの中で、「これほど変化が急を要し、その勢いがこれほど強かったことは記憶にない」と述べ、改憲の必要性を訴えた。

 

ソース:news.com.au-Anthony Albanese has no regrets sending Australians to polls for referendum

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