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NAB銀行 全国5支店の閉鎖発表

【NSW30日】  ナショナル・オーストラリア銀行(NAB)は30日、来年3月7日に全国で5支店を閉鎖すると発表した。ACT(首都特別地域)、NSW州、VIC州、QLD州などの支店が対象で、閉鎖の理由はオンラインバンキングの利用者が急増しているためだという。

閉鎖が決まったのは、ACTのタガラノン(Tuggeranong)、NSW州スコーン(Scone)、VIC州グレーターメルボルンのエメラルド(Emerald)、QLD州ゴールドコーストのラナウェイ・ベイ(Runaway Bay)、NSW州シドニーのバルメイン(Balmain)の各支店だ。

NABのクリッシー・ジョーンズ小売最高責任者は、支店の閉鎖に一部の人が失望しているのは理解しているとする一方、支店の利用者数や地方でのデジタルバンキングの利用状況などに基づいて決定を下したと説明。税金の支払いやメディケアの請求などでオンラインサービスを利用する人が増えているように、地方部でデジタルバンキングの利用者が増えているという。また、支店の閉鎖によって雇用が失われることはなく、行員は他の職務に就くことが可能だとしている。

一方、金融業界組合のアングリサノ全国書記長は、支店の閉鎖は生活費の圧迫に苦しむ家計にストレスを与えるとし、高齢者や企業、銀行員と対面で話す必要がある全ての人にとって、銀行業務がさらに困難になるとして銀行の決定を批判した。

 

ソース:news.com.au-National Australia Bank to close five branches in 2024

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