一般

私立校入学者が3年連続増加 公立離れ加速

【ACT14日】  オーストラリア国内で、私立学校(キリスト教系・独立系)への入学者数が2023年は前年比2.5%増となり、3年連続で増加したことがオーストラリア政府統計局(ABS)による最新統計で明らかになった。一方、公立学校への入学者数は0.3%増とわずかな伸びにとどまった。

全国で私立校に通う生徒は150万人、公立校に通う生徒は260万人となっている。2023年までの5年間における入学者の増加率は、独立系が14%増、キリスト教系が4.8%増、公立校が0.7%だった。

3児の母であるウェンディ・ボークエストさんは、全員を公立の小学校へ入れた後、全員をNSW州ツイード・ヘッド(Tweed Head)のリンディスファーン・アングリカン・グラマー・スクールに入学させた。ウェンディさんは、「私立校で子どもに与えられる機会、価値観、コミュニティは公立校と比べ物にならない」と話した。

生産性委員会が先週発表した統計によると、私立校への政府助成金は過去10年間で37%増加したのに対し、公立校は23%にとどまった。また、教師一人当たりの生徒数は公立校が13.4人であるのに対し、私立校は12.7人だった。

ディーキン大学のエマ・ロウ博士は、学校の資金調達方法に根本的な欠陥があり、様々な経済的背景を持つ生徒の間に分断を生み出していると指摘。「一定額以上の授業料の支払いを課す場合は、政府からの資金援助をうけられないようにすべきだ」と述べ、公立校への適切な資金援助がなければ私立校への移行は続くとの見方を示した。

ソース:abc.net.au-‘Inequality in funding’ driving public school exodus as private schools continue to lift enrolments

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら