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豪長者番付発表 SAスーパー創業者が返り咲き

【SA15日】  今年のオーストラリア長者番付トップ250が15日に発表された。SA州のスーパーマーケットチェーン、ドレイクス(Drakes)の創立者であるロジャー・ドレイク氏は173位と再びトップ250に返り咲いた。同氏はコールズの買い物カート収集係だったが、1974年に自身のスーパーマーケットチェーンをオープンし成功を収めた。資産の見積額は約8億2,700万ドルとなっている。

ドレイク氏はここ数年トップ250から落選していたが、2023年の収益が11億8,000万ドルとなったことを受けて再びランクインした。現在70代だがSA州とQLD州の60店舗の運営に携わっている。

ドレイク氏は医者になることを希望していたが大学に行く経済的な余裕がなく、ウールワースに就職を試みた。ただ、ウールワースでは小売業は向いていないと言われたため、反対側にあったコールズで仕事を得たという。その後2万9,000ドルで最初の店舗を購入し、独立系1店舗からスタートした。

スーパーマーケットビジネスが成功したことについて、ドレイク氏は「1店舗で独立したことで地元コミュニティーにおいて柔軟な対応が可能だった。地産の商品を多く取り入れ、毎日営業した」と話した。

SA州では、最も資産が多かったのは国内最大の家族経営食肉加工会社、トーマス・フーズ・インターナショナルを経営するクリス・トーマス氏で、同社の年商は27億ドル以上となっている。この他、今年は国内で10億ドル以上の資産を持つ富豪が過去最高の159人となった。

国内トップの資産家は鉱業界の実業家ジーナ・ラインハート氏で資産総額は500億4,800万ドル、2位はフォーテスキュー・メタルズ・グループのアンドリュー・フォレスト氏で資産総額は371億7,000万ドルだった。

 

ソース:news.com.au-Man that Woolies rejected is now worth $827 million

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