【NSW27日】 NSW州は2023年12月末までの1年間で、国内外からの訪問客によってもたらされた経済効果が514億ドルと過去最高に達したことがツーリズム・リサーチ・オーストラリア(TRA)による調べで分かった。急増した外国人観光客による恩恵は110億ドルに達した。
NSW州は他州の中で外国人観光客が最多でその半数以上がシドニーを訪れており、依然として人気のある都市の地位を維持している。TRAによると外国人観光客の53%がシドニーを訪れ、国別では米国、英国、ニュージーランドからの訪問者が最多で、これに中国が4位と好調な回復を見せている。また韓国やインドネシアからの観光客は伸び率がトップだった。
NSW州政府機関デスティネーションNSWのコックスCEOは、「NSW州の観光産業は新型コロナのパンデミックからの回復を先導し、海外からオーストラリアへの観光客の大半を誘致し、国内でも新しい基準を打ち立てている」と述べた。
さらにコックスCEOは、シドニー西部への訪問者が増加していることについて「喜ばしいことだ」と話した。シドニー西部はオーストラリアで3番目の経済規模となっており、さらに成長を続けている。2026年に開港するウエスタン・シドニー国際空港は、開港初日から年間1,000万人の旅行客を迎え、シドニー大都市圏(グレーター・シドニー)やNSW州地方部への旅行客をさらに後押しすることが期待されると述べた。
NSW州、NSW州地方部、シドニーは国内旅行者もまた最多で最も大きな恩恵をもたらした。
ソース:news.com.au-Record-breaking year for NSW as visitor expenditure soars past $50 billion
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