文化・芸能

ANZACの日 この日限定の合法ゲームとは?

【ACT23日】   アンザック・デーの日には、RSLなどの場所で普段は国内で禁止されている賭け事を見かけるチャンスがあるかもしれない。

アンザック・デーは第一次対戦中の1915年4月25日にオーストラリア・ニュージーランドの連合軍(ANZAC)がガリポリ半島への上陸を開始した日で、自国のために戦った人たちを追悼して、戦争従事者すべてに敬意を表す日。「ツー・アップ」と呼ばれるゲームは、第一次世界大戦中にオーストラリア兵によって遊ばれるようになって以来、アンザック・デーの伝統ゲームとなっている。

このゲームは、毎年4月25日のアンザック・デーを除く日には、国内全土で違法とされているが、その規則は居住する州・準州によって異なる。VIC州ではアンザック・デー当日、またはアンザック・デーまでの7日間、RSLクラブやその支店、またはRSLが使用する会場での記念行事でのみ合法となっている。一方で、NSW州ではほとんどの地域で、アンザック・デーのほか、8月15日の太平洋戦争勝利記念日、11月11日のリメンブランス・デーには、一般的に合法なゲームとされている。

ゲームのやり方にはいくつかのバリエーションがあるが、一般的には参加者からの中からスピナーが選ばれ、スピナーは円の中に立ち、キップと呼ばれる木のバットを持ち、キップの枠に2枚のコインを置く。「Come in spinner」と言われたら、同時にスピナーはキップを上に振り上げ、コインを投げるというもので、コインは枠の中に入らなければならない。コインを投げる前に、2枚とも表か裏かを賭けるゲームで両方のコインが表か裏になるまで、スピナーは小銭を投げ続ける。

アンザック・デーの日には「Come in Spinner!」という声が聞こえてくるかもしれない。

 

ソース:news.com.au -How to play traditional game of two-up this Anzac Day

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら

一般

国内各地でDVの抗議デモ

【ACT28日】   28日、首都キャンベラを筆頭に国内の複数都市でDVの抗議デモが行われた。アルバニージー連邦首相も「文化、男…