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ANZ銀行 総収益110万ドルで過去最高を達成

【VIC8日】  銀行大手ANZ銀行は8日、2025年3月までの半年間で、総収益が前期比5%増の109億9,000万ドルに達し、過去最高を記録したと発表した。純利益は16%増の36億4,000万ドルだった。2024年に買収したサンコープ銀行の業績が初めて完全に反映されたことで、収益が増加したことが要因とみられる。

ANZ銀行の自己資本利益(REO)は10.2%上昇した一方、調達金利と貸付金利の差による純金利マージン(NIM)は2.44%から1.56%に低下し、収入源の一つである利ざやは減少した。株主への配当金は1株あたり83セントと発表した。

退任が決まっているエリオットCEOは、「この記録的な業績は、当行の基盤の強さとサンコープ買収の効果を示している」と述べ、今後の不安定な情勢にも柔軟に対応できる体制が整っていると強調した。後任には、HSBCの元CEOであるヌノ・マトス氏が8日付で就任した。

その他の指標では、融資残高は2%増の8,240億ドル、預金残高は6%増の7,566億ドル、住宅ローンの平均額は35億4,000万ドル、初回住宅購入者の割合は9%、90日以上の返済延滞者は1%未満となった。

エリオットCEO氏は、金利が下がり始めたことで一部の顧客には安心感がある一方、課題に直面している人も多いと分析。オーストラリアとニュージーランドの家計は全体として非常に健全で強靭だと評価した。

 

ソース:news.com.au-ANZ delivers record $11bn in revenues in half-year earnings report

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