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金利7月は据え置くと予想 ウエストパック

【NSW12 日】  オーストラリア準備銀行(RBA)は、消費支出の低迷や経済成長の鈍化がみられる中、7月の会合で政策金利を据え置く見込みであることが、4大銀行ウエストパック銀行のエコノミストが予想している。

現在、金融市場では7月に84%の確率で利下げがあると予想しているが、ウエストパックはこれに異議を唱えており、RBAは「慎重かつ予測可能」な動きをみせるとの見方を示している。ウエストパック銀行のチーフエコノミストのエリス元RBA副総裁は、今年中の利下げは8月と11月の2回にとどまると予想し、市場の期待は「先走り過ぎている」と述べた。

エリス氏は、長期的には金利が3%以下まで下がる可能性が高いとみており、2026年2月と5月にも利下げが行われると予測。ただ、失業者数が急増すれば、2025年12月にも金利は変動する可能性があるとし、「RBAはインフレ抑制を最優先しており、景気刺激を急ぐことは考えていない」との見方を示した。

今月初めに発表された3月期のGDP成長率は、0.2%と市場予測を下回る結果になった。これを受け、RBAは2025年のGDP成長見通しを2.4%から2.1%に下方修正した。この結果を受け、AMPの副チーフエコノミストのムシナ氏は、「7月にも利下げが行われる」と予測。その後、8月、11月、2026年に2月に0.25%ずつの利下げがあるとの見方を示している。

 

ソース:news.com.au-‘Cautious and predictable’: Struggling homeowners tipped to wait for rate relief

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