【ACT27日】 労働党政府は今週、選挙公約であった医薬品給付制度(PBS)の上限引き下げを議会導入する。法制化されれば、PBSの処方箋の上限は来年1月から、現在の31ドル60セントから25ドルに引き下げられる。
政府は向こう4年で6憶9,000万ドルを拠出して、PBS価格の上限引き下げを目指す。国民は年2憶ドル削減できると見積もられる。野党保守連合も選挙公約として同政策をマッチングさせており、法制化される見通しだ。
政府は先にも、60日分の処方箋を可能にし、さらに年金受給者などの処方箋価格を2029年末まで7ドル70セントで固定した。
アルバニージー連邦首相は「銀行の残高がヘルスケアの質を左右することがあってはならない。政府はすべての国民に生活コストの緩和を続ける」と話した。
先立って、米国はオーストラリアのPBS制度を“差別的“と批判し、米国に輸入される医薬品の関税を200パーセントに引き上げると示唆した。オーストラリアから米国への医薬品輸出は20憶ドル規模と大きく、痛手も大きいが、アルバニージー首相は米国との交渉材料にPBSを使わない意思を示す。
ソース:news.com.au- Labor to introduce Bill to cap PBS-listed scripts at $25, PM dodges questions on super tax