ビジネス

タックスリターンの申告期限迫る

【ACT14日】   オーストラリア国税庁(ATO)は、まだ確定申告を提出していない数百万人の納税者に対し、10月31日の締め切りまでに申告しない場合、最大1,650豪ドルの罰金が科される可能性があると警告した。

すでに870万人以上の納税者が申告を済ませている一方で、200万人以上が未提出のままだという。ATOのロブ・トムソン補佐官は、10月末の期限を過ぎると「申告遅延(FTL:Failure to Lodge)」に基づく罰金が発生する可能性があると述べた。

自分で確定申告を行い、納税額が発生した場合は、支払期限は11月21日になる。FTLペナルティは、指定された日までに申告や報告を行う義務があるにもかかわらず、それを怠った場合に課される。対象には、所得税申告書の未提出のほか、「PAYG(給与からの源泉徴収)」「GST(商品・サービス税)」などの報告が期限内に行われなかった場合も含まれる。

個人の場合、罰金は1ペナルティ単位=330豪ドルから始まり、28日(またはその一部)遅れるごとに1単位ずつ増加し、最大5単位=1,650豪ドルで上限となる。また、中規模事業者(年間課税所得またはGST売上高が100万ドル超〜2,000万ドル未満の事業者)については、ペナルティ単位が2倍となる。

申告済みの870万人のうち、約440万人は自分で申告し、約420万人は登録税理士を通じて申告しているという。

ソース:news.com.au – Deadline approaching for millions of Aussies yet to file tax returns as ATO warns of $1650 penalty

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら