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NSW各地で複数の山火事発生

【NSW22日】   猛暑に見舞われたNSW州で複数の山火事が発生し、消防隊が消火活動に追われている。

州全体が過酷な熱波と危険な気象条件に直面する中、NSW州地方消防局(RFS)の地図によると、少なくとも10件の山火事が「制御中」とされており、ニューカッスル近郊の1件は「警戒・行動」レベルから引き下げられた。

この火災はウェスト・ウォールセンドのマウント・シュガーローフ・ロード周辺で発生し、消防隊の活動により状況は改善したものの、火はなおも東方向のオドネルタウンに向かって燃え続けていた。住民には、状況の変化に備え、最新情報を確認し続けるよう警告が出された。22日午後3時の時点で、州内に緊急警報は発令されていなかった。

その他にも、カルア近くのパシフィック・ハイウェイ沿い、ライトニングリッジ北部のロウィーナ、NSW州とQLD州境のカレンドール、グラフトン南部のラニッツァなど、各地で火災が確認されている。消防当局によると、ほとんどの火災は「制御下にある」または「制御中」となっている。

これらの火災は、州を襲う危険な熱波の中で発生した。シドニーの気温は正午に32度に達し、市内の多くの地域では最高39度にまで上昇すると予想された。21日は、NSW州およびQLD州の一部で観測史上最も暑い10月の日の一つとなり、気象局によれば1910年の記録開始以来の最高気温を記録した地域もあった。

極端な気象条件により、複数の州で火災警報や火気使用禁止令が出されている。

NSW州地方消防局は、22日にグレーター・シドニー、イラワラとショールヘイブン、グレーター・ハンター、アッパー・セントラル・ウエスト平原、北西地域で火気使用禁止を発令した。消防当局は、州内の一部で予想される極端な高温、乾燥、強風の条件が火災の危険を高めると警告している。

QLD州消防局も、州北東部の広範囲で火気使用禁止を実施しており、対象地域にはタウンズビル、バーデキンシャー、マッカイ、アイザック、セントラル・ハイランズ、ノース・バーネット、バナナシャー、グラッドストン、バンダバーグなどが含まれる。また、北QLD州では、ノーザン・ペニンシュラおよびコワニャマ・アボリジニ自治区において全面的な火気使用禁止が実施されている。

ソース:news.com.au – Multiple bushfires break out in NSW as brutal heatwave sweeps state

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