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SAでカンガルー衝突事故が急増

【SA9日】   SA州でカンガルーとの衝突事故が増加しており、地域の運転者に注意が呼びかけられている。州の自動車団体RAAによると、過去1年間でカンガルー衝突に関する保険請求が急増しており、特に地方道路での事故が目立つ。南東部ではスクールバス運転手が、朝の通学ルートで15〜40頭規模のカンガルーの群れを見かけることが増え、交通安全への懸念を示している。バスでは乗客への危険は少ないが、小型車では被害が大きくなる可能性がある。

RAAの統計では、今年のカンガルー衝突件数は過去数年に比べ約40%増加。乾燥した気象条件が道路付近への野生動物の出没を促すとされる。衝突自体で大きな怪我は少ないが、急ハンドルや横滑りによる二次被害のリスクが指摘される。地域別では、マウントガンビアが最も多く、次いでワイアラ、ポートオーガスタ、マウントコンパス、マクラーレンベール、ナラコートが続く。

修理業者によれば、南東部での車両修理の約70%はカンガルー衝突によるもので、以前は単独事故や多重衝突の割合が高かったが、自動車の安全性能向上により現在はカンガルー衝突が圧倒的多数を占めるようになった。

ソース:abc.net.au – Kangaroo activity increasing on South Australian regional roads, with collisions up by about 40 per cent

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