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NT沖で熱帯低気圧発生、サイクロンシーズンの始まりか

【NT19日】   オーストラリア沿岸の沖合で熱帯低気圧がサイクロンに発達し、数時間以内にカテゴリー2に強まる可能性があると警告されている。

ティモール海上の温かい海水により、熱帯低気圧は発達の条件が整い、夜間にサイクロン「フィナ」として形を取り始めた。19日の午前3時過ぎ、気象局はこの熱帯低気圧を公式にカテゴリー1の熱帯サイクロンに分類した。現在、ダーウィンの北北東315km、ミンジランの北北西195kmに位置し、気象局はこのサイクロンが早ければ19日夜にもカテゴリー2に発達する可能性があると警告している。サイクロンの中心付近では風速100km/hの突風が観測されており、移動速度は時速9kmである。

気象学者のジョナサン・ハウ氏は、今後1〜2日間は極端な気象条件が続くと述べた。フィナは20日に南方向へ、次いで南西方向へ進み、北部準州沿岸へ風を引き寄せ、21日か22日に上陸する可能性がある。

今回の発生は、通常11月から4月にかけての熱帯サイクロンシーズンの始まりを示している。ハウ氏によると、公式にはシーズンは11月1日から始まるが、今回の熱帯低気圧の発生は「非常に早い」ものであるという。同様に早い時期に発生したサイクロンは2013年11月28日に北部準州に上陸した「アレッシア」サイクロンが最後である。「もしフィナが来週中に上陸すれば、1980年代の記録開始以来、北部準州での最も早い上陸となる」とハウ氏は語った。

気象局では通常、熱帯サイクロンは「12月下旬まで発達しない」と予想している。フィナが上陸した場合の具体的な被害の程度はまだ不明だが、気象局は大雨、強風、大規模な高潮に警戒するよう呼びかけている。住民には、緊急サービスの指示に従うよう強く促されている。

ソース:news.com.au – Warning to Aussies as Tropical Cyclone Fina forms off coast of Northern Territory

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