【ACT1日】 ネットゼロ政策が決着したことで、連合党は新たな政策の戦場を切り開こうとしている。しかし、熱意の差はある。
国民党のデイビッド・リトルプラウド党首は、連合党が移民政策に注目する中、臨時ビザ保持者に対する価値観テストのアイデアを支持した。野党内で激しいネットゼロ政策論争が終了し、炭素中立そのものを撤回したことで、移民政策が次の大きな政策の争点として浮上している。
30日に公開されたインタビューで、野党の内務担当スポークスマン、ジョナサン・デュニアム氏は、移民担当スポークスマンのポール・スカー氏とともに、入国希望者に対して「我々がこの国で重要だと考える価値観を共有しているかどうか」を確認するテストを検討していると明かした。
リトルプラウド党首はABCの取材で次のように述べた。「害になるとは思わない。むしろ、国籍の価値や、先人たちが築いてきたもの、言論の自由という価値や原則を示すことにつながると思う」
2023年10月7日にイスラエル南部で発生したテロ攻撃以降、「街中の不和」を嘆きつつ、リトルプラウド党首は「オーストラリア人は他の地域で蔓延している憎悪を輸入してはいけない」と警告した。また、「問題を抱える地域から人々を受け入れる際には、彼らが責任を持ってここに来ることを理解していることが重要だ。それは、この偉大な国が築かれてきた価値観や原則、つまり移民を通じて調和のとれた社会を作ってきた歴史を尊重する責任だ。世界の一部で蔓延している憎悪を輸入させないことも含まれる。基準を設定し、それを入国希望者に周知させることが重要だ。これが、多くのオーストラリア人が政府に期待することだと思う。私たちが持つものを享受し、損なわないために、入国者にその基準を示すことだ」と述べた。
現在、入国希望者はテストを受ける代わりにオーストラリアの価値観に関する声明に署名することが求められている。30日のテレグラフ紙の取材で、デュニアム上院議員は、価値観のテストは「単なるチェックボックスの作業ではなく」、入国者の国へのコミットメントを確認するものだと述べた。また、国際学生に対しても、より厳格な語学テストを検討していることを明かした。
スーザン・リー氏は日曜にスカイニュースの取材に応じた際、具体的な政策内容については慎重な姿勢を示したが、連合党は「年内に移民の基本原則を発表する」と述べた。
ソース:news.com.au – Nationals leader welcomes values test for visa holders