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多発性硬化症の革新的治療薬がPBSで大幅値下げ

【ACT4日】   衰弱性の多発性硬化症(MS)の一種と闘う何千人ものオーストラリア人に朗報が届いた。革新的な注射治療がオーストラリアの医薬品給付制度(PBS)に追加されたのだ。

今月から、再発寛解型多発性硬化症(MS)向けの半年に1回・10分で終わる オクレリズマブ(Ocrevus)皮下注射の費用が、PBSの処方箋を通じて一般患者の場合1万6500豪ドル超から31.60豪ドルへ大幅に引き下げられる。コンセッション(低所得者などの優遇対象)の場合は7.70豪ドルに下がる。来年1月1日からは、一般患者のPBS価格はさらに下がり25.60豪ドルとなる。

オクレリズマブは、B細胞と呼ばれる特定の免疫細胞を標的として減少させる。これらの細胞は誤って神経を保護するミエリン鞘を攻撃してしまうことがある。オクレリズマブは、再発寛解型MSの身体障害の進行を遅らせ、再発頻度を減少させるためにオーストラリアで登録された初の年2回の注射治療である。

再発寛解型MSはオーストラリアの主要な障害原因のひとつで、約1万2000人が診断を受け、NDIS(国家障害保険制度)による支援を受けている。MS Australiaとメンジーズ研究所の調査によると、2010年以降、この病気を抱える人の数は77%増加している。

マーク・バトラー連邦保健相は、今回のオクレリズマブの収載により、何万人ものオーストラリア人がより速く、より安価な治療にアクセスできるようになると述べた。「今回のPBS収載は、すべてのオーストラリア人にとって薬をより安く、より手に届きやすくするという政府の取り組みの一環だ」と語った。

ソース:news.com.au – ‘Revolutionise treatment’: Groundbreaking drug used to treat most common MS slashed under PBS listing

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