【NSW19日】 シドニー湾に面した新しいシドニー・フィッシュ・マーケットが、長期にわたる遅延を経て、19日に正式に営業を開始した。総工費8億豪ドルのこの新施設は、年間600万人以上の国内外からの来場者を見込んでいる。
旧フィッシュ・マーケットの小売エリアは、新たに建設された建物と統合され、テイクアウトからウォーターフロントのレストランまで、約40の飲食・小売事業者が入居する。また、1日5万km以上の氷を製造できる製氷設備、生きた甲殻類を保管する水槽、一般公開される新しい競り会場など、卸売業者向けの施設も備えている。新しい複合施設には、水遊びができるアート設備やクリエイティブなインスタレーション、地元住民や観光客が散策できるウォーターフロントのプロムナードも設けられる。
NSW州のクリス・ミンズ州首相は、「シドニーは間違いなく世界最高のフィッシュ・マーケットを迎え入れる」と述べた。「港から直接立ち上がる新たな象徴的ランドマークとして、世界水準のオーストラリア産シーフードを紹介する。旧フィッシュ・マーケットは年間約300万人を集めていたが、新市場では600万人以上に倍増すると見込んでおり、観光、雇用、消費を呼び込む磁石となってNSW州経済に大きな追い風となるだろう」
さらに、新しいフェリー路線、ライトレールの増便、ピアモントに新設されるメトロ駅によってアクセスが強化され、旧市場跡地には広大な公共空間と1,400戸の新住宅が整備されるという。新市場を支えるため、ライトレールの追加運行や新しいフェリー埠頭の整備、ウェントワース・パークのライトレール改修、今後開業予定のピアモント・メトロ駅も進められている。ブラックワトル・ベイにある旧フィッシュ・マーケット跡地には、1,400戸の新住宅と2.6ヘクタールの公共空間が整備され、ロゼル・ベイからウルームールーまでを結ぶ全長15キロの海岸遊歩道が完成する予定だ。
一方、計画・公共空間担当のポール・スカリー大臣は、この市場について「卸売、小売、飲食が融合したユニークな空間」だと述べた。「食に関心のある人、漁業関係者、建築ファンまで、シドニー・フィッシュ・マーケットには誰もが楽しめる要素がある。新鮮な魚介類、フィッシュ&チップスのテイクアウト、西側湾を望む高級レストラン、そして地域の人々がくつろげる素晴らしい公共空間を提供する」
このプロジェクトは当初、2019年時点で2億5,000万豪ドルと見積もられていたが、NSW州政府が追加で5億豪ドルを拠出。最終的に総予算は8億3,600万豪ドルまで膨らんだ。度重なる遅延の末、昨年には一度オープン日が設定されたものの、その計画も中止されていた。
ソース:news.com.au – Sydney Fish Market officially opens on Monday after extensive delays