【NSW27日】 NSW州では、手術待機リストの解消を目的とした「高件数手術ハブ(高回転型手術センター)」が設立され、年間最大5000件の追加手術の実施が目指されている。
この高回転型手術センターは州内初の取り組みで、シドニー北部ビーチ地域フレンチズ・フォレストにあるノーザン・ビーチズ病院に設置される予定だ。NSW州保健当局の発表によると、追加手術は2026年7月1日から開始され、毎年同病院で実施される。
「眼科、整形外科、耳鼻咽喉科、一般外科、婦人科といった需要の高い診療分野に重点を置く」としている。西シドニー、セントラル・コースト、イラワラ地域の患者がこの手術ハブに紹介され、手術待機リストの削減と、患者の治療選択肢の拡大が図られる。
新センターは、ミンズ労働党政権がノーザン・ビーチズ病院を公的所有に戻す決定を下したことを受けた取り組みでもある。NSW州政府と民間運営会社ヘルススコープとの間で結ばれた公的所有化の合意には、州が1億9000万豪ドルを支払っており、移行は2026年4月29日に行われる予定だ。
ライアン・パーク保健相は、手術の長期待機は「自由党政権下でピークに達した」と述べ、野党時代の民営化政策の影響を「甚大なもの(seismic)」と表現した。「簡単な道のりではなかったが、記録的な速さでこの病院を取得することができた」とパーク氏は語った。「この手術センターの設立により、毎年数千人の患者がより早く手術を受ける選択肢を得られると同時に、州内の病院の負担軽減にもつながる」と同氏は述べた。
同病院は2026年半ばまでにノーザン・シドニー地域保健管区の管理下に入り、NSW州ヘルスの一部となる。民間所有からの移行合意により、全494床の施設が完全に公的管理へ戻される。
また、現在勤務するノーザン・ビーチズ病院の職員1800人以上に対して、NSW州ヘルスから雇用継続のオファーが出されており、年次休暇、長期勤続休暇、病気休暇などの権利もヘルススコープからNSW州ヘルスへ引き継がれる。
「ジョーズ・ロー(Joe’s Law)」により、NSW州の公立病院における急性医療、救急、外科サービス分野での官民パートナーシップ(PPP)は禁止され、州政府と民間企業の旧来の提携関係は廃止された。NSW州政府は声明で次のように述べている。「ミンズ労働党政権は、前政権(連立政権)による失敗した民営化政策がもたらした被害の修復を続けている。この政策には、メイトランド、ワイオン、ゴールバーン、シェルハーバー、ボウラルの各病院の民営化の試みも含まれていた。ジョーズ・ローの成立により、NSW州の地域社会は、将来にわたる公立病院の民営化から守られることになった」
ソース:news.com.au – Northern Beaches Hospital to cut NSW surgery wait times with 5000 ops