文化・芸能

シドニー・マルディグラのアフターパーティーが中止に

【NSW5日】   象徴的な約200万豪ドル規模のアフターパーティーが中止されてから数日後、シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ・パレードへの資金提供を打ち切るべきだとの声に対し、州政府はこれを退けた。

野党の芸術担当影の大臣クリス・ラス氏は、イベントを通じて「海外の紛争がシドニーに持ち込まれている」と主張し、主催団体への資金提供停止を求めている。この要求は、過去2年間にわたる「重大な財政赤字」を理由に、開催までわずか4週間というタイミングで、同フェスティバルを象徴するアフターパーティーが中止された直後に出されたものだ。

ラス氏は5日の声明で、本来は「シドニーの主要な観光資源であるべきイベントが、左翼過激派に乗っ取られている」と述べた。

一方、ミンズ政権はこれに応じ、毎年3万人以上の来訪者をシドニーに呼び込み、州経済に3900万豪ドル以上をもたらしているとして、パレードへの資金提供を打ち切る考えはないと改めて強調した。資金停止は、シドニーのLGBTIQ+コミュニティに「深刻な悪影響」を及ぼすと州政府は述べている。

エネルギー担当大臣のペニー・シャープ氏は、「1978年以来、マルディグラは毎年、社会的主張や議論の場であると同時に、クィアの喜びを祝う行事となり、今や毎年何千人もの人々をこの街に呼び込む、最も重要な観光イベントの一つになっている」と語った。さらに、「今日の野党に何が起きているのか。少し混乱しているように思える。マルディグラの理事会や会員全体を代表していない一部の人々を理由に、州政府が資金提供を見直すべきだと主張するのは、極めて異例なことだ」と批判した。

また、芸術担当大臣ジョン・グラハム氏も、マルディグラはNSW州およびオーストラリア全体にとって重要な文化的役割を果たしており、2009年以降、政権の党派を問わず州政府が誇りをもって支援してきたと述べた。「ミンズ労働党政権は、資金提供を見直すという要求を退ける。シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ・パレードへの資金を打ち切ることはない」と語り、「パレードを中止することもない。それは、世界におけるシドニーの評価に壊滅的な影響を与える」と強調した。

今週初め、CEOのジェシー・マセソン氏は、2年連続の大幅な赤字を受け、イベント中止という「苦渋の決断」を下したと説明している。「この決定は軽々しく下したものではない」と、団体の公式サイトに掲載された声明で述べた。

パレード、フェア・デー、レーンウェイ、グリッター・クラブを除くすべてのフェスティバル関連イベントは中止されたが、マセソン氏は、アフターパーティーが常に「最大の課題」だったと説明している。「規模をご存じない方のために言うと、マルディグラ・パーティーは約200万豪ドル規模のイベントで、いわば“フェスティバルの中のフェスティバル”だ」と述べ、「パレードやフェア・デー以上のコストがかかることもあり、同時にコミュニティ向け有料イベントとしては最も高額だった」と語った。

シドニー・ゲイ&レズビアン・マルディグラ・フェスティバルは、2月13日から3月1日まで開催される予定となっている。

ソース:nes.com.au – Opposition calling on Sydney Mardi Gras to be defunded

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