【ACT23日】 労働者や労働組合からの強い反発を受け、ACT政府がアンザックデーの祝日対応をめぐり方針を転換した。
ACT政府は当初、アンザック・デーを祝日として扱わない決定をしていたが、批判の高まりを受けてこれを撤回。4月25日を正式に祝日とすることを決めた。今年はアンザックデーが土曜日にあたるが、当初ACTのみが通常の週末扱いとする予定だった。他の州・準州はすべて祝日として扱う方針を示していた。
この決定により、外食、小売、ホスピタリティなど週7日営業の業界で働く人々は、式典に参加するために有給休暇を取得するか、賃金減額を受け入れる必要があるとして強い反発が起きていた。労働組合はこの対応を「恥ずべきもの」と批判。過去にアンザックデーが週末と重なった2020年や2021年には、ACTでも祝日として扱われていた点も問題視された。
労働者や組合からの圧力、そしてマイケル・ペターソン大臣との協議を経て、政府は最終的に決定を変更。ペターソン大臣は「地域の労働環境や関係者の意見を踏まえた判断」と説明し、「NSW州と足並みを揃えることで、企業や労働者にとっての確実性が高まる」と述べた。
小売や倉庫、ファストフード業界の労働者は今回の決定を歓迎。労組は「賃金減額や休暇取得なしで式典に参加できるようになる」と評価した。また、「アンザックデーは立ち止まり、犠牲を振り返る重要な日であり、今回の変更により誰もが敬意を表す機会を持てる」とコメントしている。
アンザックデーが土曜日にあたるのは2020年以来で、各州の対応は分かれている。