【TAS31日】 タスマニア航路のフェリー「スピリット・オブ・タスマニア」の乗客に対し、15%の燃料サーチャージが導入され、家族利用の場合は片道で最大228豪ドルの追加負担が発生することになった。
燃料費の高騰を受け、同フェリーのチケット価格は大幅に引き上げられている。VIC州とTAS州を結ぶ航路の新規チケットすべてに対し、15%の燃料サーチャージが適用されると発表された。
運営会社TTラインの会長ケン・カノフスキー氏は、燃料価格が80%も上昇したことで、同社は5,000万豪ドルの損失が見込まれていると説明した。同氏は「このような価格上昇は、どの輸送事業にとっても持続不可能であり、業界全体で燃料サーチャージが導入されている理由でもある」と述べた。
今回の値上げにより、車とキャラバンで旅行する4人家族の場合、片道で追加228豪ドルの負担となる。標準的な乗用車で移動する大人2人の場合は、107豪ドルの追加料金が発生する。また、大人2人と子ども2人がポートホール付き客室と大型車両を利用する場合、147豪ドルの追加となる。
すでにチケットを購入している乗客には影響はなく、TTラインはこの措置が一時的なものであり、定期的に見直されると強調している。
カノフスキー氏は、この追加料金は利益を生むことを目的としたものではないと説明。「TTラインは、顧客やタスマニアの観光産業への影響を考慮し、部分的なコスト回収として設定している」と述べた。しかし、このサーチャージは今後も継続される可能性がある。同社は、燃料価格が下落した後もコストを分散し、個々の乗客への負担を軽減するため、この課金を維持する可能性があるとしている。
なお、貨物利用者については、既存契約のもとですでに燃料サーチャージを支払っており、同社はこれが輸送業界では一般的な慣行だと説明している。州営のフェリー運営会社であるTTラインは、追加の燃料費やサーチャージによる収益について、株主である州政府の担当大臣に報告する予定だ。今回の措置は、燃料費の高騰に直面するオーストラリア各地の輸送事業者が対応を迫られている中で実施されたもので、航空や海運業界でも同様のサーチャージ導入が進んでいる。
ソース:news.com.au – Spirit of Tasmania ferry passengers hit with 15 per cent fuel surcharge