【ACT2日】 アンソニー・アルバニージー首相は、次回の連邦予算が「これまでで最も重要なものになる」と改めて強調し、中東紛争の影響を強く受けている企業を支援する方針を示した。イラン戦争によるコスト増に直面する企業に対し、戦闘終結の見通しが立たない中、無利子融資が提供される見込みだ。
首相は2日、キャンベラのナショナル・プレスクラブで演説を行う予定で、その数時間前には異例のテレビ演説を国民に向けて実施した。
米国とイスラエルによるイラン攻撃の経済的影響が拡大する中、労働党政権には対応を求める圧力が高まっており、政府は先月30日に燃料税を半減し、大型車両の道路利用料を3か月間停止する措置を発表している。さらに首相は2日、10億豪ドル規模の「経済レジリエンス・プログラム」に基づく追加支援を発表する見込みで、トラック運転手、物流企業、燃料や肥料の生産者が重要な業務を継続できるよう支援するとしている。
「これらの企業は単に影響を受けているだけでなく、この危機を乗り越える上で不可欠な存在だ。政府は彼らの資金繰りを支え、またこれらのサプライチェーンに依存する農家や生産者が困難を乗り越えられるよう支援する」と語った。また首相は、中東戦争による影響を完全に排除することはできないと認めつつも、「最悪の事態を和らげる緩衝材にはなれる」と強調した。
この融資制度は、150億豪ドル規模の「国家再建基金(NRF)」の一部として実施される。国家再建基金公社(NRFC)は銀行と連携し、今後2週間以内に融資を開始する予定だ。首相はまた演説の中で、「現状維持に固執することに安全はない」と国民に警告する見通しだ。
「オーストラリアが今回の世界的ショックに対して脆弱となった背景には、過去の政策判断がある」とし、TAFE(職業教育機関)への予算削減や製油所の閉鎖(労働党・保守連合双方の政権下で実施)、製造業の海外移転などを挙げた。「こうした政策が現在の脆弱な状況を招いたのであり、同じやり方では問題は解決しない」と述べた。
さらに首相は、「国際情勢の不確実性は改革を遅らせる理由にはならない。むしろ前進する理由だ」と強調。「過去の経済モデルに依存し続ける限り、同じ繁栄や機会は生まれない。住宅、雇用、賃金、医療の問題を、1950年代や60年代の再現で解決できると主張する政治家は、現実的ではない」来月の予算については、バランスを取りつつも「最も野心的なものになる」とした。
ソース:news.com.au – Albanese promises budget will be ‘most important’, interest-free loans for businesses hit by war