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燃料の買いだめ収束の兆し

【ACT20日】   イラン情勢が続き主要航路の混乱が残る中、オーストラリアの燃料消費に関する新たなデータが、買いだめの終息を示している。

ウェストパックのデータ分析部門「データエックス」による最新の調査で、ガソリン価格の負担が6週間ぶりに緩和され、ドライバーによるパニック的な燃料購入が収まっていることが明らかになった。同データによると、先週の燃料支出は前週比で3.8%減少し、その前の週も17.9%減少しており、今年のイラン情勢開始以降、初めて2週連続で減少した。

一方で、ガソリン価格の低下にもかかわらず、1回あたりの平均支出額は2.9%増の59.21豪ドルとなったが、利用者数自体は減少している。この傾向は、短期的な買いだめが減少し、消費者が通常の利用ペースに戻りつつあることを示している。

ウェストパックのリテール銀行部門責任者のキャロリン・マッキャン氏は、「3月初旬から家計は継続的な圧力を受けていたため、燃料支出の減少は大きな変化であり、燃料税の引き下げが家計に反映されていることを示している」と述べた。

アンソニー・アルバニージー政権は今月初め、家計支援のため燃料税を引き下げ、1リットルあたり約32セントの値下げを実施していた。紛争開始以降、燃料支出は前年同期比で2億3670万豪ドル増加しているが、価格の落ち着きとともに今後は増加が頭打ちになるとみられている。

マッキャン氏は、今後の燃料支出については依然として不透明だと警告した。地方・都市部ともに支出は減少傾向にあるものの、地方のドライバーは依然として1回あたりの支出額が高く、給油頻度も高い状態が続いている。また、裁量支出が増加している一方で、燃料費の家計に占める割合は依然として紛争前より高く、今後は家計の引き締めが進む可能性も示唆されている。

ソース:news.com.au – New data signals end to fuel panic buying as pump prices fall

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