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ニューサウスウェールズ大学、職員への賃金未払い支払い命令

【NSW3日】   オーストラリアの大学が、約10年にわたる職員への賃金未払いを受け、総額3200万豪ドルの是正支払いを命じられた。

ニューサウスウェールズ大学は、2014年から2023年の間に賃金が過少支給されていた3万3000人以上の職員に対し、遡及支払い(バックペイ)を行うよう命じられた。これはフェアワーク・オンブズマンとの法的拘束力のある合意に基づくもの。フェアワーク・オンブズマンは、同大学が講義、チュートリアル(少人数授業)、試験監督といった学術業務に対して正しい賃金を支払っていなかったほか、非学術職員に対しても最低賃金を満たしていなかったと認定した。

問題は2018年、ビジネススクールに所属する非常勤講師からの支援要請をきっかけに当局が把握。その2年後、大学側が自主的に未払いを報告し、調査が開始された。調査の結果、影響を受けた現職および元職員は3万3069人にのぼり、未払い賃金と各種手当は2300万豪ドルを超えていた。これに利息やスーパーアニュエーション(年金積立)を加えると、最終的な支払い総額は3271万122豪ドルとなった。

フェアワーク・オンブズマンのアンナ・ブース氏は、記録管理の不備への対応は不十分だったとしつつも、問題解決に向けた大学の姿勢は評価した。「影響を受けた職員への完全な補償と、今後の法令順守の改善に向けて多大な時間と資源を投じている点は評価に値する」と述べた。

ニューサウスウェールズ大学の学長兼副学長であるアッティラ・ブルングス氏は、この合意を「重要な節目」と位置づけた。「今回の未払いの影響を受けたすべての現職および元職員に対し、心から謝罪する」と述べ、「今回の合意は重要な一歩ではあるが、これで終わりではない。今後も是正に取り組み続ける」と強調した。

未払い問題が明るみに出て以降、同大学は調査対象を全職種に拡大し、複数回の返還を実施。さらに、影響を受けた職員を支援するための匿名相談制度も設けている。同様の問題でフェアワーク・オンブズマンと合意した大学は他にもあり、チャールズ・ダーウィン大学、モナシュ大学、シドニー大学などが含まれている。

ソース:news.com.au – University of NSW hit with $32m rectification bill after underpaying staff

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