【ACT26日】 オーストラリアの移民政策を巡る議論で、「純海外移民数(NOM)」が焦点となっている。NOMとは、豪州に入国して16カ月間のうち12カ月以上滞在した人の数から、海外へ移住するため出国した人の数を差し引いたものである。外国人だけでなく、長期滞在後に帰国するオーストラリア国民や永住者、ニュージーランド国民も含まれるため、ビザ発給数だけで決まる指標ではない。
最新データでは、2025年12月までの1年間のNOMは30万960人で、コロナ禍後のピークだった2023年の55万6,000人から大幅に減少した。政府は2027~28年度までに22万5,000人へ減らす見通しを示している。
労働党、自由・国民党連合、ワン・ネーションはいずれも移民削減を掲げる。ワン・ネーションはNOMを13万人とする目標を明示。一方、連合は住宅供給量に応じて上限を設定する方針で、労働党のアルバニージー首相は22万5,000人を目標と位置付けた。ただし、具体的な削減策は各党ともなお明確ではなく、国際留学生や技能移民、ワーキングホリデーなどの扱いが今後の焦点となる。
ソース:abc.net.au-What is net overseas migration and why are politicians fixated on it?