【ACT14日】 オーストラリア国防軍(ADF)は、入隊者数が16年ぶりの高水準に達したことで、対テロ戦争が始まった頃以来、最大規模となった。
2025~26年度の1年間でADFの人員は6万4000人を超え、この年度だけで8100人以上のオーストラリア人が新たに入隊した。これは前年度より1100人以上多く、16年間で最大の新規入隊者数となる。一方、ADFを離れる人の割合も過去15年間で最低水準となり、7.4%まで低下した。
リチャード・マールズ国防相は、政府は長期的に採用プロセスの改革を続けるとともに、人材の定着に向けた取り組みも継続すると述べた。「この1年間で、過去16年間のどの年度よりも多くの水兵、兵士、航空要員、サイバー・宇宙分野の要員がオーストラリア国防軍に加わった」と同氏は述べた。
マット・キーオ国防人事担当相は、より多くの人が国に奉仕するために手を挙げているだけでなく、「より長く勤務することを選んでいる」と述べた。「2026年のADFでのキャリアは、ほぼどのような仕事にもなり得る。300以上の職種から選ぶことができる」
アルバニージー政権は、ウクライナや中東情勢をめぐる地政学的な不安定化に加え、中国との競争が激化する中、兵力を含む国防資源の配分について批判を受けてきた。
先週、世界各国の首脳は、9.11同時多発テロから25周年の節目を迎えた。アルカイダによるこのテロ攻撃をきっかけに、いわゆる「対テロ戦争」が始まり、オーストラリア軍は米軍とともにアフガニスタン侵攻に参加することになった。
政府によると、2025~26年度にはADFに6万1768人が所属していたほか、ギャップイヤー制度の要員932人、フルタイム勤務の予備役1492人がいた。これは2020~21年度の総人員5万9619人から増加している。2025~26年度には、国防省による採用やファイブ・アイズ加盟国の国民を対象とした採用、ギャップイヤー制度などを通じて、合計8186人がADFに入隊した。
最も多くの新規入隊者を受け入れたのは陸軍で、3942人が入隊した。次いで空軍が2235人で、24年間で最多となった。一方、海軍は2009人だった。この年度には、ADFへの入隊を希望して約7万4000人が応募した。退役・離職する人の数も減少し、陸軍、海軍、空軍のすべてで、離職者の割合が3~4ポイント低下した。
政府はまた、医学的な入隊要件の改革にも取り組んでおり、子宮内膜症や特定の皮膚・眼疾患などを理由とした自動的な不合格判定を廃止したほか、学業支援制度や国防軍住宅制度の整備も進めている。政府は2024年には、人材の定着を促すため「ADFコンティニュエーション・ボーナス」制度も導入した。
ソース:news.com.au – ADF surges to largest headcount in 25 years days after 9/11 anniversary