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メルボルン-テロの脅威に対し断固たる態度を!

キャンベラ - 新しく入手された警告ビデオテープの中で、ビクトリア州の州都がアルカイダの次の標的リストに挙げられたことを受け、メルボルン市民は、テロに対し断固とした態度で立ち向かおうとしている。
メルボルンでは、924日に開催される予定のオーストラリアフットボールリーグのシーズン最終戦に向けて準備が進んでいる。また、春の競馬シーズンにむけて、パンター(賭けをする人)たちは用意をし、来年3月に開催されるコモンウェルス競技大会の準備には、市全体が一丸となって取り組んでいる。そんな中、このテロ攻撃の予告が入ってきた。


このビデオテープの中で、マスクをつけた男が、メルボルンとロサンゼルスを攻撃すると警告している。男は米国生まれのアルカイダのメンバー、アダム・ガダンとみられている。
また男は、アラーの神が望む通り、昨日はロンドンとマドリード、明日はロサンゼルスとメルボルンと語り、彼らテロリストは情けをみせることはない、と警告した。
ビデオテープは、同時多発テロ攻撃の4周年記念日に、夜通し放送された。ビデオテープは、アメリカのABCニュースによってパキスタンで入手された。


国連世界サミットのためにニューヨークを訪問しているジョン・ハワード首相は、この警告のために、来年のコモンウェルス競技大会を延期することのないよう促した。
また、同首相は、このような警告に対しては、我々の防衛力を更に強化するとともに、通常の生活を維持することが最善の対応策だと語った。
法務長官フィリップ・ラドック氏は、このビデオテープの信憑性は高いと思われるが、この警告に対し過剰反応をしないように忠告した。
また同氏は、ガダンは200410月に欧米諸国に対し同様の警告をしたが、実際には何も起こらなかった、と述べた。マドリードとロンドンでのテロ爆撃を受けて、当局はすでに、広範囲に及ぶメルボルンの鉄道網における安全対策を強化する計画をしている。

 

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