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牛サーファー、悲劇の溺死

ブリスベン7日-クイーンズランド州の海岸沖で、牛がサーフィンをするという奇怪な光景が見られた。

2才になるこの牛は5日、Bundaberg(バンダバーグ)近郊のElliott Heads(エリオット岬)の放牧場でマスターリング(牛を寄せ集めること)の最中に逃げ出し、2キロを旅した後、300メートル沖で泳いでいるところを海水浴客らによって発見された。警察から行方不明の牛が海で泳いでいると通報を受けた、所有者のNeville Atkinson(ネビル・アトキンソン)氏は、こんな変わった出来事はこれまで聞いたことがないと語った。

ボディーサーフィンをする牛を見るために100人以上の人が海岸へ詰めかけた。牛は3時間ほどのサーフィン中、2度ほど海岸へ戻り、再び沖に出たという。アトキンソン氏と友人が、ボートに乗って牛を救助しようと試みたが失敗。結局、牛は海水を飲んで溺れ死んでしまった。

クイーンズランド大学のJohn Gaughan(ジョン・ゴーハン)動物学講師は、過去20年間でこのような奇妙な現象を聞いたのは初めてだと述べ、牛は泳ぎが得意でよくダムの水に浸ったりすることがあるが、海でしかも長い時間泳ぐというのは非常に珍しいと語った。

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