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ホームレスの覚せい剤(アイス)使用が急増  ホステルスタッフ暴行受ける

シドニー11日-覚せい剤の一種であるアイスを使用するホームレスの数が激増しており、シドニーのSurry Hills(サリーヒルズ)にあるホームレス用ホステル「Foster House Hostel」(フォスター・ハウス・ホステル)では、スタッフがホームレスから暴行を受けるなどの問題が発生している。このため、ホステルを管理する救世軍は、セキュリティーを強化するために65万ドルを投資することを余儀なくされた。

フォスターハウスに関する内部報告書によると、ホームレスたちが深刻な薬物中毒や精神的障害を引き起こすことが今後懸念されるという。また、ホームレスのアイス使用が、ホステルのスタッフに対し著しいプレッシャーを与えており、暴行を受けた多くのスタッフがストレスで休暇をとっていることも報告書で明らかになった。また、薬物を使用しないホームレスが、安全面の理由からホステルの使用を避けるようになっていることも事実。

救世軍のマネージャー、Seymour(セイモア)氏は、事態改善のための次のステップは、スタッフの安全の確保とスタッフ雇用の促進のために警備員の雇用を図ることだとしながらも、その結果、他サービスのコストを削減することになるだろうと語った。

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