国際

自由貿易協定によって、米国から汚染された血液が輸入される危険が発生

ブリスベン13日-オーストラリアと米国の自由貿易協定(FTA) が締結されたことによって、血液学の専門家らは、米国から汚染された輸血用血液が国内に流れ込む危険を警告している。

オーストラリアと米国のFTAはすでに締結されているが、国内の各州と準州は、米国の会社が各州・準州の血液供給サービスに入札することを許可するかどうかまだ決定していない。米国の会社が血液供給した場合、交通事故負傷者や血友病患者は、血液から感染するウイルス性疾患のHIV、B型肝炎、C型肝炎などの危険にさらされる可能性があるという。

クイーンズランド技術大学の血液学者Trevor Forster(トレバー・フォースター)博士は13日、米国では献血者への規制がオーストラリア国内より緩い為、輸血血液が汚染されている危険性があると語った。フォースター博士によると、米国では半分以上の献血者は報酬をもらっており、金目的で麻薬中毒患者などが血液を売っている場合がある。彼らの中には病気に感染していても、病気が検査で発見されない潜伏期間中に献血する場合もあるという。

また、血液成分を分別する会社の中には、南アメリカ、フィリピン、そしてインドなどの第三諸国から献血者を募っている会社もあり、これらの国々での献血者への規制は更に緩いものと見られる。

オーストラリアは、世界でも最も献血に対して規制の厳しい国とされている。

 

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