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交通事故を引き起した運転手の3割が薬物使用

 【シドニー26日AAP】VIC州で交通事故を引き起こし生存した運転手436名を対象に行われた血液検査結果によれば、30%が事故時に鎮静剤または違法薬物の影響下にあったという。

 436人中約16%は、血液中に睡眠薬やバリウムなどの精神安定剤が検出されており、8%は臨床的に麻薬でハイになっている状態で、この約半数に大麻が検出されている。11%にヘロインなどの鎮静剤が、4%に覚醒剤が検出された。精神安定剤の影響下にあった人は主に年配の女性で、麻薬影響下で事故に遭った運転手の大部分は若い男性。

 同調査を率いたメルボルン、アルフレッド病院のチン・ウェイ・チュング医師は、「驚くほど多くの人々が、薬物影響下で運転をしているということは非常に大きな問題だ。これらの薬物の身体へ与える影響が、事故の原因の一部であることに疑いの余地はない」と、大きな懸念を示した。

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