政治

ピーター・ビーティー氏、QLD州首相の座を退く 政治界から引退

 【ブリスベン10日AAP】ピーター・ビーティーQLD州首相は10日、州首相の座を退き、政治の世界から引退することを発表した。新州首相にはアンナ・ブライQLD州副首相が任命される予定。

 ビーティー州首相は妻のヘザーさんと息子のマシューさんに付き添われる中、記者会見の席で「人生には引き際があり、私はその時期に達した。政治の世界から心置きなく身を引ける」と語った。引退後の計画は未定としながらも、連邦議会への参入の意志はないとし、今後は妻と時間を過ごしたいと話した。

 週末、妻のヘザーさんはニュース・リミティッド紙に対して、2009年に実施される次期州選挙にビーティー氏が参戦することを望まないと語っていた。

 7月、ビーティー氏はQLD州ALP会議で、今後12カ月間は州首相として任務にあたると話していた。この理由として、「医療、水道の配管網、議会の統合などの問題に関して、QLD州民に対する責任を果たす必要性があると感じていたから」と答えた。「これらの問題が解決された今、アンナ・ブライ副州首相に安心して引き継ぐことができる」と語った。

 ビーティー氏は14日、QLD州首相の座を正式に退き、15日、議員を辞職する。

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