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ブリスベン発シドニー行のグレイハウンドバスで、衝突事故と爆弾騒ぎ

 【シドニー11日AAP】ブリスベン発シドニー行のグレイハウンドバスで、乗客の一人が運転手に暴行を加えてハンドルを取り、周りの走行車へバスを衝突させようと試みた後、車内に爆弾があると騒ぐ事件が発生した。

 11日午前8時30分ごろ、34才男性の乗客が、走行中のバス内で前方へと歩いて行き、運転手のコン・ジャンセン(48)さんからハンドルを取ろうとして取っ組み合いとなった。乗客26人を乗せたバスは、他の走行車と衝突した後、シドニー北部、ペナントヒルのビークロフト道路とペナントヒル道路の交差点付近で中央分離帯にぶつかって急停止。運転手がハンドルを取り戻した後、押さえつけられた男は、車内に爆弾があると叫び、運転手は、乗客を近くの学校へ無事避難させた後、緊急通報を行った。その後、警察の爆弾班を含む特殊警察隊員が車内および乗客荷物の検査を行ったが、疑わしい物品は発見されなかった。

 この事件でペナントヒル道路の上下線は、午前10時55分まで2時間以上にわたって通行止めとなり、シドニーの主要幹線道路で大きな交通の遅れが生じた。 事件を引き起こした男性は、11日夜に爆弾の虚報と脅迫を行った罪で警察に起訴され、ホーンスビー地方裁判所に12日出廷予定。

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