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モルヒネ過剰摂取の危険にさらされる患者達

 【キャンベラ9日AAP】メルボルン、ウエスターン病院の薬物・アルコールサービス主任マイケル・マクドナウ医師によれば、国内で慢性的な痛みを抑えるために、モルヒネ、コデイン、オキシコドンなどを含むオピオイド鎮静剤を使用する患者の数は、緩効性の錠剤と貼付剤が開発されたことにより急増したという。SA州の統計値によれば、1990年から2005年の間にオピオイドを使用する患者数は6倍に増えており、70歳以下で同薬を処方されている患者数は、1990年の約1000人から、2005年には同州人口の約0.4%に当たる約6000人となっている。

 医者は最長3カ月分の薬を処方することが許可されており、多くの場合、患者の通院の手間をはぶくために最長期間の数量が処方されているという。マクドナウ医師によれば、大量の薬物を入手した患者の中には、それを他の中毒者へ売っている場合もあり、医者の中には患者が薬物を他へ売っていることを知っている、または疑っていることを認めている者もいる。国民の約5%が薬物依存症の傾向があると考えられている。

 マクドナウ医師は、昨年、連邦政府がオピオイドを処方されている患者に対し、一年毎に別な医者に診察を受けることを要求する新しい制度を導入したことはすばらしい一歩だが、政府は、さらに一度に処方される薬の量も規制する必要があると訴えた。

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