政治

バートレット氏、TAS州首相として初日を迎える

 【ホバート27日AAP】デイビッド・バートレット新TAS州首相(40)は27日、同州議会に出席し、州首相として初めてその力を問われることになる。

 自由党とグリーン党はバートレット州首相に対し物議を呼んでいるガンズ社のパルプ工場の問題を含め、さまざまな問題に関する意見を求める予定で、レノン前州首相との意見の違いに注目している。

 パートレット氏はポール・レノン前州首相の下でわずか6カ月間副州首相を務めた後、レノン氏の突然の辞任により州首相の座に押し上げられた。野党党首のウィル・ホッジマン氏(39)は、バートレット氏は政治家として未熟で州首相の座にふさわしくないとした。

 バートレット氏は元ITコンサルタントで2児の父親。政治家、公務員などを監視する倫理委員会の設置を検討することを公約に掲げている。

 レノン氏が州首相を務めた4年間は、ガンズ社のパルプ工場の承認を始め、スキャンダルにより副州首相2人を失うなど、さまざまな問題があった。そのため、不正を取り締まるための独立委員会の設立を求める声が上がっていた。先週の世論調査で、レノン氏の支持率がわずか17%だったのに対し、野党党首のホッジマン氏はその約2倍の支持率を獲得した。

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