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野党、ラッド首相の計画は「おせっかい」

 【キャンベラ5日AAP】ラッド首相は4日夜、米・日・中・印・インドネシアを含むアジア太平洋地域諸国の間で、EU(欧州連合)のような組織を2020年までに設立できるよう先導していく考えであることを発表。首相は、この新組織をAPEC(アジア太平洋経済協力閣僚会議)やASEAN(東南アジア諸国連合)と共に機能させたいとしている。

 この計画に対し野党からは「少々おせっかいなのでは」という批判の声が上がっており、野党の外務省スポークスマンであるアンドリュー・ロブ氏はABCラジオに対して「このような思い上がった計画を発表することが首相の任務であるとは思えない。これらの国々とまず2カ国間レベルで友好を深め、関係修復を行ってこそ初めてこのような計画のリーダーシップを取れるのではないか」と語った。

 ラッド首相は数日後に日本とインドネシアを訪問する予定。

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