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石炭輸出港で気候変動への抗議活動 37人を逮捕

 【シドニー13日AAP】NSW州警察は13日、気候変動に反対する抗議団体37人を逮捕した。逮捕された37人はニューカッスルにある世界最大の石炭輸出港、カリントン石炭ターミナルの電車や鉄道路線に体を縛るなどして抗議を行なった。

 13日、約1000人がカリントン石炭ターミナルへのデモ行進に参加。うち約100人がフェンスをよじ登る、あるいはフェンスを破るなどして鉄道路線に侵入したため、石炭ターミナルの業務は一時停止した。逮捕者が出たにも関わらず、抗議活動は引き続き行われ、4時ごろには電車の上によじ登る者も出た。

 フレンズ・オブ・ザ・アース・オーストラリアのスポークスマン、デミアン・ローソン氏は「今回の抗議は素晴らしい成功に終わった。我々は世界最大の石炭輸出港の鉄道路線を遮断するという予告を実現した。今日我々は石炭産業に大きな経済的損失を与え、世界各地に気候変動に対し緊急に対応すべきというメッセージを伝えた」とした。ローソン氏自身、今回の抗議で逮捕された。

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