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同性愛者がシドニーで抗議運動、カトリック教徒を悩ませる

 【シドニー19日AAP】シドニーで19日、ローマ法王がコンドームや同性愛、堕胎を否定していることに反対して、数百名の同性愛者らが抗議を行った。

 「NoToPope(反ローマ法王)連合」による抗議運動は19日午後にシドニー中心部のテイラーズ・スクエアで行われ、悪魔やドラッグクイーン、ピンク色のエイリアンらも参加した。抗議参加者らは「祝福を、神父様、私はホモです」や「私が無神論者であることを神に感謝する」、「神がゲイを嫌うなら、私も神を嫌います」などのスローガンが書かれたシャツを着用した。

 また、抗議者らは、巡礼イベントに参加しているカトリック教徒の若者に、HIVの認識を高めるための赤色のコンドーム計6000個を配る予定。NoToPope連合は、ローマ法王がコンドームに反対することはHIV感染の拡大させているため、殺人に加担しているも同じだと主張している。

 アンドリュー・シピオーネNSW州警視総督は、今回の抗議が平和的に行われることを願うと述べ、「抗議する権利には、法を守るという責任がともなう。法に反する者は、法によって裁かれことになるだろう」とコメントしている。

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