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日本企業が水をQLD州へ輸出する計画

 【シドニー7日AAP】米国の通信社、ブルームバーグが伝えたところによると、野村総合研究所は、日本国内第2位の鉄鋼メーカーであるJFEホールディング(神奈川県川崎市)に向けてオーストラリアから石炭を輸送してきた船を利用して、QLD州に水を輸出する計画を進めている。

 同報道によると、オーストラリアに運ばれる予定の水は産業用水を精製したもので、農業及び産業用水として利用される。野村総合研究所の上層部は来月QLD州にて計画について話し合いを行うとしており、今月20日にも正式に発表されるとみられている。水の輸送は今後3~5年の間に開始される予定。

 しかしながら、QLD州のクレイグ・ワレス水大臣のスポークスマンは、日本から水を輸入する計画はないとした。

 日本は、先進国の中ではカナダに次いで2番目に水の豊富な国。水の輸出が地球温暖化対策につながることを期待している。

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