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ミャンマーの反政府デモから1年経過 シドニーとパースで集会

 【シドニー27日AAP】ミャンマーで反政府運動『サフラン革命』が発生してから1年が経ったのを受け、27日にシドニーとパースで、数百名が集結して行進を行った。参加者らは、オーストラリア政府に対して、現在もミャンマー軍事政権によって拘束されている人々の釈放を支援するよう求めた。

 昨年ミャンマーで起きた反政府運動では、死者31人と逮捕者3000人が出ている。『ビルマ・キャンペーン・オーストラリア』のスポークスマン、ミイント・チョ氏は「昨年の反政府運動中に逮捕された700名は、現在も身柄を拘束されたままになっていて、この中には僧侶176人と尼僧10人も含まれています」と語っている。

 今週、ミャンマー政府は政治犯7名を釈放しているが、チョ氏によれば、これは国際社会からの圧力をかわすための「まやかし」に過ぎないという。「釈放されたうちの1人は、釈放の数時間後に再逮捕されました。祖国では、現在も2013名が政治犯として投獄されています。私たちはオーストラリア政府がミャンマー政権に逮捕者の釈放を働きかけることを求めています」とチョ氏は続けた。

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