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中国ミルク汚染の影響 キャドバリー社、エクレアキャンディーを自主回収

 【シドニー29日AAP】中国でメラミン入りの粉ミルクが問題になったことを受け、キャドバリー社は29日、同社で唯一の中国製品であるエクレアキャンディーの販売を中止することを決定し、自主回収を行った。キャドバリー社から回収の要請を受けた全国の販売店は午後4時ごろ、商品を撤去した。

 回収したエクレアキャンディーにメラミンが混入していたかどうかは分かっていないが、予防措置として回収された。中国ではメラミン入りの粉ミルクを飲んだ乳児4人が死亡し、健康被害に遭った乳児は5万4000人に達した。

 キャドバリー社のスポークスマン、ダニエル・エリス氏は「オーストラリアで販売されている弊社のそのほかの商品には中国製の乳製品が使用されていないため、回収の対象になっていない」と話した。

 中国の一部の粉ミルク製造業者は、プラスチックを作る際に使用するメラミンを粉ミルクに使用し、タンパク質の含有率を上げていた。

 キャドバリー社の製品に関する問い合わせはキャドバリー消費者サービス1800・250・260まで。

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