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市が兵士の息子に「国旗掲揚を止めろ」

 【ブリスベン9日AAP】QLD州南東部ローガン市に住む元兵士のアーロン・ウィルソンさんは、イラクに派遣された友人の名誉を称えるため、自宅庭に高さ5メートルの旗竿を立てて国旗を掲揚している。だが、周辺住民から「攻撃的」だという苦情が上がったとして、市はウィルソンさんに国旗掲揚を止めるよう通告した。

 ウィルソンさんはクーリエ・メール紙に対し次のように話した。「オーストラリアの国旗が攻撃的だという人がいると聞いて驚愕している。私の家族や友人は国のために任務を遂行してくれた。私が国に感謝の気持ちを表すためにできることといえば、国旗を掲げるぐらいなのに」。

 この問題は、ウィルソンさんが旗竿を立てるために、市から建築許可を得なかったことに発しているもの。ローガン市のスポークスウーマンによると、旗竿は、QLD州開発規制に基づき、正面から最低6メートル離れたところに立てないといけないのが、ウィルソンさんの旗竿は、側道の縁から4.5メートルの場所に立てられており、強風の際に倒れてしまう危険性が懸念されているとした。

 ウィルソンさんは旗竿を移動させないとし、「旗の位置をちょっとずらしたくらいで攻撃的と言われなくなるというのが分からない」とコメントした。

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