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保育所大手「ABCラーニングセンター」の元経営者が窮地に

 【シドニー2日AAP】「ABCラーニングセンター」の元経営者、エディ・グローブス氏が、共同経営者だった妻から告訴されており、4億4200万ドルを要求され経済的苦境に立たされている。

 レネビ・グローブス夫人は、夫エディ・グローブス氏と信用取引融資者2名を相手に、総額6億4200万ドルの返還を求める訴訟を起こしている。グローブス夫妻は、この20年間で、ABCラーニングセンターを世界最大規模の保育施設へと築き上げたが、現在は離婚の危機に直面している。レネビ夫人によれば、夫は夫人所有の株を無断で売却して借金の返済に充てたという。

 エディ・グローブス氏は、今年に入ってから会社の株価が暴落した後、9月にABCラーニングセンターから追放された。グローブス氏は、アメリカ進出やドル相場の変動、その他の外的要因が、苦境に陥る原因になったと説明している。

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