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「出生時のDNA検査で親権問題を回避できる」 男性人権団体の訴え

 【シドニー11日AAP】男性人権団体は、赤ちゃんの出生時に父親判定のためのDNA検査を行うことで、男性たちは、血のつながりのない子供たちの「実の父親」とされてしまうことを回避できると訴えている。

 11日付のデイリー・テレグラフ紙によると、DNA検査の結果、18人の男性が子供とは血のつながりがないことが明らかになり、今まで事実を知らずに払い続けてきた養育費の返金請求を子供たちの親に対し、連邦政府の児童支援事務所を通じて行っている。一方で、DNA検査の結果、300人の男性が養育費を払っている子は実の子であることが明らかになっている。

 「男性の権利事務所」のレグ・プライス所長は11日、フェアファックス・ラジオ・ネットワークに対し、「今は出生時に血液検査を行うから、その時に一緒にDNA検査もすればいい」と話し、「現行の法律の下では、もし女性から“この子の父親はあなたよ”と言われた場合、DNA検査を受けるために裁判所から許可をもらわないといけない。高額の費用もかかる」と述べた。

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