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北朝鮮のミサイル発射 豪政府、強い懸念を表明

 【キャンベラ5日AAP】北朝鮮が5日、長距離弾道ミサイルを発射したことを受け、豪政府はオーストラリアは国連安全保障理事会に対し北朝鮮への制裁措置の検討を求めた。

 ケビン・ラッド首相は、平壌のミサイル発射は「挑発的行為」と非難したバラク・オバマ米国大統領に賛同した。また、韓国は今回の北朝鮮の行為は世界の安全保障に「深刻な脅威」を与えると憂慮を表明した。

 ラッド氏はオーストラリアは今回のミサイル発射は国連安保理決議に違反すると考え、強い懸念を感じていると語った。「我々は国連安全保障理事会に早急に更なる措置を検討することを促す」とラッド氏は声明文で発表した。

 今回のミサイル発射が人工衛星の打ち上げと関連性があったとしても、オーストラリアはミサイル技術を使用したことが自体が国連安保理決議に違反したと考えている。今回の打ち上げでは北朝鮮が以前長距離弾道ミサイルプログラムに使用したものと同様の技術が使用された。

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