一般

連邦政府、各州・準州の学校に資金提供 改善事業始まる

 【キャンベラ5日AAP】連邦政府が各州・準州に約8億3000万ドル以上の経済刺激資金の支給を開始することから、今後2週間以内に数千校の学校でさまざまな改善事業が始まる。

 13億ドルを拠出して実施される第1回ナショナル・スクール・プライド・プログラムのもと、約6000校の公立・私立の学校がそれぞれ5万ドルから20万ドルの資金を獲得した。

 第1回プログラムでは、全国で最も有名なシドニーのキングス学校が屋外スポーツ施設と生徒用設備の建設のため20万ドルの資金提供を受けた。また、メルボルン・グラマー・スクールは獲得した20万ドルを「持続可能な建物と快適さを求めるプロジェクト」に使用する予定。また、国内で最も規模の小さい学校も資金提供を受け、ブリスベン南西部にある生徒数わずか50人と教師3人のマトダピリー州立学校ではコミュニティーが学習できる公園を設立し、教室4室を改装する予定。そのほかの学校では、運動場の改善、食堂の改修、教室の改装、屋外の日陰エリアの建設などのプロジェクトに資金が使用される。

 第1回プログラムで486のプロジェクトの承認を受けたSA州では今年末までにプログラムを終了させることを公約した。QLD州政府は与野党ともに1億9530万ドルの資金提供を歓迎。この資金は同州1359校の州立学校に支給される。NSW州では第1回プログラムで2億7750万ドルを獲得し、2005校に資金提供が行われる。その結果、約1000人の雇用が生まれる。第2回プログラムへの申請締め切りは5月8日。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら