政治

複数国籍議員の将来 最高裁が今週決定

【キャンベラ24日AAP】   複数国籍保有の連邦議員7人の今後について、27日午後2時15分(豪東部標準時刻)、最高裁が決断を下す。オーストラリアは複数国籍保持者が連邦議員になることを認めていない。

政府の気がかりは、国民党党首で連邦副首相のバーナビー・ジョイス氏。最高裁が「連邦議員の資格なし」と判断すれば、ジョイス氏が保有するNSW州ニューイングランド選挙区で補欠選挙が行われる。2001~2013年まで同選挙区を保有した無所属のトニー・ウィンザー氏は、出馬を検討中だ。

国外生まれの2議員はすでに連邦議会を去った。ジョイス副党首、マット・キャナバン議員、フィオナ・ナシュ議員、ニック・ゼノフォン議員はオーストラリア生まれだが、家系的に複数国籍を保持していた。ゼノフォン議員は、最高裁の決定にかかわらず連邦議会を離れ、来年3月のSA州選挙に出馬する意向を示している。

政府は、「“複数国籍保持者”は、自ら複数国籍を取得または保持した場合のみに適用されるべきだ」と訴える。

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