国際

VIC州、新型インフル感染で経済的損失 「旅行規制の必要性はない」

【メルボルン8日AAP】   VIC州政府は新型インフルエンザの感染拡大の影響による経済的損失を最小限に抑えるための努力を行っており、同州への旅行を避ける必要がないことを強調した。

ブリスベン対ノース・クイーンズランドのステート・オブ・オリジンに出場したラグビーリーグのスター選手がインフルエンザに感染したことが懸念されたことを受け、今回コメントが公表された。

シンガポールは国民に対し、オーストラリアへ渡航した際は新型インフルエンザの感染が拡大し続けているVIC州を避けるように警告した。VIC州政府のギャビン・ジェニングズ氏は新型インフルエンザに関する慎重な査定を行ったところ、旅行規制の必要性がないことが明らかになったとした。

「世界の公衆衛生局はリスクの相対的水準を理解し、慎重に査定する必要があると考える。シンガポールは現時点で最善の公衆衛生勧告のもとで対応していないとし、この勧告は時期尚早かもしれない」とジェニングズ氏。

メルボルンで3日に開催されたステート・オブ・オリジンの試合でクイーンズランドのFW、ベン・ハナント選手が新型インフルエンザに感染したことでクイーンズランドNRLの2クラブは、試合に出場した選手を隔離するなどの予防措置をとった。

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