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メルボ駅舎改修 鳩の糞100年分も除去

【メルボルン8日AAP】  VIC州メルボルンのフリンダース・ストリート駅で8日、改修工事のために設置された足場の一部が取り除かれ、新たな建物の一部がお目見えした。同駅には、長年にわたり多くの鳩が住み着いており、作業員らは過去100年間でたまった鳩の糞の除去作業にも追われたもようだ。

 

銅製のドーム型屋根が特徴のフリンダース・ストリート駅は1910年に建設され、近年は老朽化が進んでいたため、1億ドルを投じた改修工事が進められてきた。からし色の外壁には、より明るいトーンの石材が使用され、赤や緑色に塗られた部分も建設当初の色合いに近づけるため、これまでより濃い色となっている。

 

VIC州のアレン交通相によると、足場の解体は駅舎の頂上近くにある時計の周辺から開始され、クリスマスまでにはフリンダース・ストリート側の足場は完全に取り除かれるもようだ。外壁の塗装などは2018年半ばまでに完了する予定で、100年前の建設当時の外観を可能な限り再現するという。

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