国際

リオ・ティント社員、スパイ容疑で中国当局が拘束

【キャンベラ11日AAP】   英豪系資源会社リオ・ティント社の社員である中国系オーストラリア人が、スパイ行為や企業機密情報を盗んだとして中国当局に拘束された。

拘束されているのはスターン・フー氏とリオ・ティント社の社員3人で、中国政府のウェブサイトによると、同氏らは、今年始めの鉄鋼の値段交渉が行われていた際、同国の鉄鋼会社社員らに情報収集のために賄賂を贈ったとされており、当局は「中国の国内経済の安全保障に多大な損害を与えた」としている。

スティーブン・スミス連邦外相は「同氏は健康状態も良さそうだ。現在、オーストラリア政府は今回の件に関し、より多くの情報を中国側に求めている」と述べた。野党はケビン・ラッド首相に対し、現地の領事館スタッフに任せるのではなく、直接介入を行うべきだとしている。

上海を訪問中のサイモン・クリーン連邦貿易相は11日、フー氏らの拘束に関し強い懸念を示しながらも、外交レベルで問題解決を図る準備があることを示唆した。

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